勝敗だけではない部活動の価値
伊藤 部活動、特に体育会系の部活ではどうしても勝ち負けに重きを置きがちです。
菅 勝ち負けがある以上、負けたくないのは当然で、そこにこだわるのは仕方のないことです。でも、自分がブロ選手を引退してサッカー人生を振り返った時、勝敗以上に大切なことをたくさん学んできたな、と感じました。
伊藤 納得して取り組めますよね。
菅 そう。意味を理解しているから練習にも熱が入るし、上達も早いですよ。そこで見守る側として心掛けたいのは、失敗してもいい環境を作ってあげることです。
伊藤 星の杜では、生徒がやりたいことにチャレンジできる環境ができていると思っています。
菅 教えてもらったことは残らないものが多くて、たくさん失敗し悔しい思いをして、自分で考えて得たことは忘れません。そしてそこには必ず成長があるので、自分の力で切り拓いていくことが大事なんです。
とにかくやってみることから始める
伊藤 菅さんはこれまでも、子どもたちが新しい経験や学びに触れる機会を作る活動をされてきていますね。
菅 僕は、はじめて何かのスポーツを子どもたちに経験させる時は、まず試合をさせます。当然できないことだらけですけど、それから練習をすると、自分が今やっている練習の意味が自然と理解できるんです。「あの時パスが下手だったら今パスの練習をしているんだな」とか。
伊藤 納得して取り組めますよね。
菅 そう。意味を理解しているから練習にも熱が入るし、上達も早いですよ。そこで見守る側として心掛けたいのは、失敗してもいい環境を作ってあげることです。
伊藤 星の杜では、生徒がやりたいことにチャレンジできる環境ができていると思っています。
菅 僕もこの学校は「トライアンドエラーを繰り返せる場所を作ろう」としているんだなということを感じました。そこに共感したことが今回スポーツ推進ディレクターを引き受けた大きな理由でしたね。
自分の中に“揺るがない軸”を持とう!
伊藤 今年から菅さんに「スポーツデザインクラブ」を立ち上げてもらいました。
菅 数ヶ月単位で新しいスポーツにチャレンジし、楽しみながら何かを学んでもらおうというサークルです。新しいものを取り入れる時、自分の中に“揺るがない軸”があると、何が来ても対応できると僕は思っているんです。じゃあ軸はどうやって作るのかというと、物事と向き合い、自分にとって大事なものは何か、失敗してもいいから考えて経験を積み重ねるしかないんです。
伊藤 私たちは生徒の力を信じて、失敗も含めて見守るということが必要なんですね。
菅 「成功は約束されるものではないが、成長は約束できるもの」という言葉があって。どんなに練習を頑張っても、大会では優勝チーム以外は負けるわけです。でもそこで負けに価値を見出すというか。負けを人のせいにせず、積み重ねてきた過程で得た成長を糧になにくそ!と次を頑張る力にする。そこが一番大切なんですよ。
伊藤 成功できなくても成長はできるよ、という大事なことを私も伝えていきたいです。
菅 何かに一生懸命取り組むことに価値がある。経験を積み成長することで自分の中にできあがっていく「軸」は、その後の人生で必ず自分を助けてくれるはずです。
伊藤 どんな環境でも流されず、「軸」をもって歩んでいける生徒を、一緒に育んでいきましょう。
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